健康年齢の若さの基準は、自分でなんでもやれること
老いへの泣き言が少ないこと。
昔はこうじゃなかったのに...と老いを感じた瞬間にふと
漏らしてしまうことはありませんか。
足腰弱くなり日常生活動作が上手くできなくなったとき、
忘れっぽいなどの記憶に絡む出来事の中でそう感じることはあるでしょう。
もうじき80歳になる親戚のおばあちゃんは、年々お風呂に入るのが
億劫になってきたと言います。
深い浴槽をまたぐという動作がつらいと、足をあげることが
できなくなってきたからです。
そんなときは浴槽の高さと同じお風呂いすを使うことで楽に浴槽に
入ることができます。
いすの脚先のゴムがしっかりしたものを選ぶと移動時も安心して
使うことができます。
今は壁に直接取り付ける手すりだけではなく、使う人の体格や状況に
合わせて使えるメリットがある「突っ張り棒式の手すり」もあります。
このような体の老いに対しては、安全に安心して使える便利な
福祉用具がどんどん開発されています。
介護保険では自分に合ったものをレンタルで借りられるメリットがあるので、
担当のケアマネジャーがいらっしゃる方は相談されるとよいでしょう。
前述のおばあちゃんは年相応のかわいいボケはありますが、
雨の日以外は畑に精を出し自分のことは何でもできる元気な方なので、
「介護が必要な方」という認定にはならないかもしれません。
「昔はこうじゃなかった」という老いの実感と泣き言?でみれば、
健康年齢は私の方がおばあちゃんなのかもしれません。